2011年4月26日火曜日

こんな本を読んだ 小さなスプーンおばさん



今日、古本屋さんに行って見つけてしまった。
激しく動揺して、懐かしくて(しかも半額だったので)買ってきた。
初版は1966年、僕が7歳の時に発行されている。
手に入れたのは、2004年9月発行で、113刷(!)である。

何歳の頃に読んだか覚えていないのだが、この本は僕が「外国」特に「ヨーロッパ」を感じた童話だ。
※ちなみに、「外国」のうち「アメリカ」を強く感じた本は、「大草原の小さな家」の第1巻である。

おばさんが小さなスプーンくらいになることなどどうでもいいくらいに他の日常の事で、外国を感じたものである。

例えば、おばさんはご亭主のおじさんにお昼ごはんにパンケーキを焼いてあげる。
※その間におばさんはスプーンくらいに小さくなって色々そのおしゃべりで解決するわけだ。
おじさんは畑仕事から帰ってきて、何事もなかったように二人でパンケーキを食べるのだが、衝撃は「パンケーキ」である。
パンケーキってなんだよ?
しかも、お昼に?
30枚も焼いて?
※中の挿絵ではパンケーキが積み重なって30cm位になっている。
しかも、椅子に座って、ナイフとフォークだよ。
子供心に衝撃だった。

おばさんは他にもおじさんのために、マカロニ・スープとコケモモのジャムを作ってあげるのだが、こいつも衝撃だ。
マカロニ・スープ?
コケモモのジャム?
なんだよそれ?

まぁ、それも何となく想像はつく。
しかし、最大の衝撃は、おばさんが「じゃがいもの茹でたの」と「塩ニシン」と「タマネギ」の昼食をおじさんに出した時である。
塩ニシン?

ヨーロッパだァ!

う~ん、懐かしい!!

こんな本を読んだ 読書と社会科学



前半が読書論、後半が社会科学への提言という構成になっている。

特に前半、本をどう読んでいったらよいのかという万人向けのテーマに大変厳かな説教が、つらつらつらつら並ぶ。
要は、読書には情報としての読書といわゆる「古典」を読む読書がある、古典を読むときは、どっしり腰を落ち着けて読まんかい!とおっしゃっているようだ。
後半は、今の自分には読めない。
大学生になった時に読む内容だ。
※それは前半部分も同じ。

この本そのモノが古典なので、読んだことがなかったので、読んでみたのだが、余り得るところはなかった。
おそらく大学生になった時と、卒業する時、つまり社会人になる時に読むと「沁みる」と思う。

もう少し年をとって、ぼけ始めたら再読したい。

楢葉と大熊と浪江のおもひで

HPに、2009年と2010年に福島県に行った時の写真をUpした。
こちらをクリックしてください。

もうここに写っているような光景は見ることは出来ないはずだ。
被災された方の目に触れて、元気を出していただけるととても嬉しい。
例えば、こんなの。

大熊町の稲荷神社老杉。


大熊海岸に向かう途中のでかいでかいひまわり。


楢葉の田んぼ。


大堀相馬焼まつり。


大熊海岸。


2011年4月24日日曜日

町田忠生公園にお散歩

本日は大雨の翌日で、素敵な天気だったので、愛妻と町田の忠生公園に行く。
僕ははじめて、妻は知ってはいたけど、中に入ったことない、という場所だ。
家から歩ける距離ではないので、近くのできたばかりのでかいショッピングモールに車を停めて歩いて行く。
お昼ごはんをそのショッピングモールで買い、公園で食べる予定。
買ったのは、天丼(海老天3本入で398円!)+のり弁(198円!)+小割蕎麦(298円)+コロッケパン(99円!)である。
二人で食べるにゃ多いが、なに、たいした量ではない。
20分ほど歩き、到着する。
綺麗なお花がお出迎えしてくれる。


すぐに、小さな、そして超静かな公園で昼食だ。
天丼(海老天3本入で398円!)+のり弁(198円!)+小割蕎麦(298円)+コロッケパン(99円!)をいただく。
腹いっぱいである。
いつもは豪快に、その体のどこに入るのだというくらい昼食を摂る妻が、あまり食べない。
出来合いのお弁当とかは苦手なのだ。
大変面倒くさい。

さて、この公園のことは、こちらで確認いただくことにして、写真だけ一気に眺めていただこう。

お弁当を食べた場所からの光景である。





源流の池に向かう妻である。

  

池の側の、水たまりの枯葉・花びらのつまりを、どうしても我慢できずに手で修復する妻である。



源流の池である。








これが一体何の実なのか全く分からない。







よく分からないけど虫。


この階段が急で厳しかった。


見にくけど、尺取虫である。
これを発見した妻が、「これがいるってことは上から降ってくるかもしれない!急げ!、」とのことで、ダッシュで森を抜ける。


おじさん(もしくはおじいさん)達がソフトボールに興じていた。
ヒットを打った赤いおじさんのバッティングの瞬間である。


1時間ほど散歩をして、でかいショッピングモールに戻る。
駐車させていただいたので、お返しに大量のお買い物をする。
って、必要なものを買っただけである。

野菜や米とかは、どうしても福島・茨城・栃木・千葉とかのものを探してしまう。
本日は、福島さんのお米を購入させていただいた。
頑張れ、東北!

八重桜が満開

ソメイヨシノが終わり、八重桜が満開である。
僕の住居の近辺も、ものすごい数の八重桜が咲き放題である。
これ見よがしに、でかい花のお団子を山のようにつけ、枝がしなるようだ。
僕のデスク(って家の六畳間だけど)から見える八重桜である。
大迫力だ。

これが満開になると、そろそろGWである。
会社を辞めて、休日も平日も連休もへったくれもないので、GWだろうがなんだろうが、そんなの関係ねぇのだが、世間のお休みは気にしなければならない。
っていうか、家族が世間のお休みを同期しているので、気にしなければならない。
今ならよく分かるが、「絶対週休二日!」とかって、寝言にしか聞こえない。
明日の飯の心配をしなければならない個人事業主って本当に毎日が真剣である。
「今日は休日だ!」とかって気持ちの区切りが完全につかないのよねん。


2011年4月21日木曜日

集中する誕生日

今日、4月21日は長男の誕生日である。
※おめでとう!
妻がケーキを買ってきた。
4月8日は次男の誕生日だったので、やはりその時も妻がケーキを買ってきた。
妻の誕生日は3月28日である。
約1ヶ月の間に4人家族のうち3人の誕生日がくる。
ちなみに僕は1月19日。
まだ父も母も元気なので、大変嬉しく、ありがたい事だと思っている。



妻の母は、妻が子供の頃亡くなっているが、父は元気だ。
その妻の母のお墓は福島県楢葉町の天神山の上にあり、もはや、戻ることもできない。。。
今回の件は、人災なわけだが、結局皺寄せは現場(今回は原発近辺の住民・その親戚)にくるのだ。

こんな本を読んだ ONE PIECE STRONG WORDS上巻・下巻

 

聖書ONE PIECEの名場面と「言葉」がその場面の漫画と共に語られるナイスな企画本である。
そして、なんと解説が内田樹氏である。
その視点は、独特だが、非常に深く共感できるものだ。
氏の一番好きな言葉は自分とは全く違うもの(ちなみに僕はナミが「助けて。。。」と言ったあとにルフィが自分の分身である麦わら帽をナミにかぶせ、息をおもいっきり吸って「当たり前だァ!」叫ぶ、あれである)だが、その理由も深く共鳴できる。

この本、買いである。
※その前に、そもそもONE PIECEは全て買って欲しいけど。

なお、内田氏は自身の希望として、年老いたウソップが夕日を見ながら風に吹かれている場面を最終場面にしたいと希望的予言を書いている(その理由も深く共感できる)が、僕の最終場面はちょっと違う。
ウソップではあまりに「内」過ぎるような気がするのだ。
まぁ、物語の軸はルフィなんだからいいんだけど。
物語全体を内から外から上から俯瞰して振り返ることができる最強能力者の一人、そう、青キジが年を取り、かつての海賊たちを夕日をバックに振り返りその中で海賊王を目指していたルフィたちをふと思い出す。。。そっと横にシャンクがそっと来てでかい酒瓶をドンと置いて「飲むか?」。。。そんな展開を望む。
って、誰に?

こんな本を読んだ 沈む日本を愛せますか



内田樹強化月間の一冊である。

高橋源一郎氏との「政治の話」で対談集だ。
SIGHTの編集長渋谷陽一氏がインタビューする形になっている。
インタビューする形にはなっているが渋谷氏自身も大いに発言しまくっているので、3人の対談集みたいになっている。

政治の本なんて一冊も読んだことはなかった(田中角栄の日本列島改造論は読んだ)し、高橋源一郎氏の本も一冊も読んだことないし、国政に興味もないけど、全然知らなかったことを知ることができたり、思いがけないものとものがリンクされたりして、大変分かりやすく、面白い。
内容をここでは紹介しない。
ぜひ、買って読んで欲しい。
※でも、こういう感じの本、嫌いな人はいるだろうなぁ。

政党の話・小沢氏の話・歴代の首相の話・沖縄問題の話・選挙の話など、話題は狭く・深く・広く展開する。
小沢一郎氏の話が結構出てくる。
※この本を読んでも、小沢氏を好きにも嫌いにもならないから安心して読んで欲しい。

口語体で、本当にその言葉で話しているような感じだが、知識のひけらかしとか一切無く、しかも(本書の中でも指摘されているが)お互いに反論をしないで、「そうそう」で、どんどん話がつながっていく。
したがって、ものすごく話が長い(本が厚い)。

帯にもあるが、極論で暴論で正論が語られる。
そしてここで語られることは100%「そうそう」である。
52年も生きてきてよく意味がわからなかった言葉がさらりと交わされているのも魅力だ。
例えば、コロキアルとかルサンチマンとかナロードニキとかね。
こんな言葉、口にしたこと無いもんね。

1500円だが、買いである。
東北関東大震災後の混乱の今の日本を語っていただきたい、何を語ってくれるのかを知りたいと思う。

本書は、雑誌「SIGHT」に掲載された2009年4月から2010年8月までの対談で、このウチダ×タカハシ対談は今も続いている。
雑誌って基本的に買わない(取っておけないから。この雑誌は捨てちゃうけど本は捨てられない話は、星新一氏の分が秀逸だと思う)んだけど、これは買ってみようかなと思う。



ところでこの方(内田樹氏)の本を集中的に読もうと思って随分たつが、著作の何%位読み込めたのだろうか?

今まで読んだ本は24冊、今から読む手元にある本が2冊。
半分くらいは読めたのだろうか。
レヴィ=ストロースの本とか全然買ってないし、まだまだだな。
それに、どんどんどんどん、ブログに書いていく人なので、全然追いつける気がしない。
頑張って、「まぁ、内田さんの本は大体一通り読みましたけどね。」とかなんとか言えるようにしよう。
って、誰に言うんだろう?

2011年4月18日月曜日

最近読んでる本

最近読んでる本をホームページに載せました。

デザイン変更

ブログのデザインを変更してみました。
また、ホームページのリンクをブログトップの所に持ってきました。

2011年4月17日日曜日

お蕎麦を食べたくなる気持ち

朝食でも昼食でも夕食でも、何でもかんでも脂っこいものが多い。
カップラーメンやインスタントラーメンも脂っこい。
生麺も最近はとてもとても脂っこい。
パンも脂っこい。

洋食は全て脂っこい。
生きて行く上での脂肪分が必要なのは勿論理解しているが、多すぎる。

残念なのは、ちょっと食べたいなと思うもののほとんどが脂っこいことだ。


脂っこくないものが食べたい。
豆腐や納豆や刺し身や海苔やお茶漬けやお新香とかが大好きだが、そういう気分でもない。
うどんは最近は能書きが多くて何か嫌だ。

で、蕎麦である。

本日のお昼は、町田工業高校前の増田屋である。
増田屋まず数あれど、ここはうまい。
「蕎麦」そのものがうまい。
間違いない。

妻と長い吟味の末、板蕎麦を注文する。
板蕎麦は、約2.5人前である。
つゆは二つ。
僕は普通のつゆ。
妻は、卵とじである。

激うまである。




なお、野菜のミニ丼も頼んだ。
これもうまい。

あっ、天婦羅(=脂っこい)だった。。。。orz

大震災の傷跡~町田コストコ

東日本大震災で町田のコストコの駐車場へのスロープが崩れ、死者が出たあの現場を今日通った。
まだ、全然修復されていない。

周りを見るとよくわかるのだが、「ここだけ」が崩れている。
耐震構造になっていなかったことは一目瞭然である。

今なお全く修復できていないことも、ネガティブな印象を受ける。
※お隣りのカインズホームは駐車待ちで列ができているくらいだ。


ものすごい抜本的な改革がなされない限り、人の足は戻らないだろう。


これは、「人」に関しても全く同じことが言えると思う。
一度、信頼を損なうことを言ったり・行ったりすると、その信頼を取り戻すのには膨大な時間がかかる。
抜本的な更生が必要である。
そして経験上、多くの場合、そのような信頼を損なう言動を行う人の心根が変わることはなく更正しないので、いつまでもいつまでも信頼を損ねたままである。
勿論、同情する必要は全くない。
本人がそんなこと全く気にしないからだ。

食べ歩きラーメン一覧更新

更新しました。
合計10杯分です。
先が長い。。。

gariken Photo Galleryラーメン一覧

ムクドリ

昨日はカラスとムクドリがやけに目立った。
家の前の芝生でムクドリたちが一生懸命地面をつついている。
雨の前の日に多く見る。
地面から虫が出でくるからだそうだが、今日は雨ではなかった。
それにしてもでかい。

2011年4月16日土曜日

食べ歩きラーメン一覧をHPに

ホームページに食べ歩いてきたラーメンのページを作ってみた。

こちらである。
gariken Photo Gallery ラーメン一覧

相当の数のラーメンを食べてきたのでまとめるのは大変であるが、一覧で見ることが出来ると、自分がうれしいので、頑張ってまとめていこう。
イマイチ正確には覚えていないのだが、数十種類は食べている気がする。
今日は4種類だけ、写真で紹介してみた。

相模原とか町田とかが中心になっている。
お暇な折にはお立ち寄りいただきたい。



実は今日、町田の中本蒙古タンメンを妻と食べてきた。
妻はシャワーを浴びたかのように汗をかいていた。
「このラーメンを福島のKさんが食べたいって言ってたよね」との妻の一言でHPにまとめることを思いついた。Webに置いとくといいかもって。
※ちなみに、Kさんは福島県大熊町在住で福島第一原発から数キロの所に家族5人で暮らしていた原発関連のお仕事をされている、僕ともっとも気の合う男である。
今度遊びにきたらつれていくつもりだ。

ちなみ、こんなの。激辛である。


4月16日の町田新新庁舎の様子

ホームページのギャラリーに追加しました。
毎日だと、あまり変化がないように思います。
でも油断していると、突然ドカンと外観が変わるんですよね。

こんな本を読んだ 大人は愉しい



内田樹強化月間(ってもう月は跨いでいるけど)の一冊である。
この本のあとがきの方で内田氏自身が書いているように、氏には「誰かとの」やりとりの本が多い。
お互いに「そうそう、その通り」が多いのは事実だが、「それは違うと思う」というのもハッキリ書かれているので、面白いと思う。

この本は、東大仏文卒の内田氏と東大露文卒の鈴木氏のインターネットを介した交換日記で、話題は実に多岐に渡る。
どちらも大学の先生ということもあり、後半の「大学はどうあるべきか」のところが読ませる。
どちらの先生もご自分のHPを持っている。
※リンクを張っておきました。

おじさん同士の交換日記なんて気持ち悪い、なんて言わないで買って読んでね。

なお、この本を読むと、小津安二郎の映画を観たくなる。
DVD買ってこようかな。

2011年4月14日木曜日

新町田市庁舎の様子をギャラリーに

ホームページ上にギャラリーを作ってみた。
まずは、町田市の新庁舎の建築の様子だ。
完成まで撮り続けていこう。
毎日というわけにはいかないんだけど、ちょっと間を置くと外観が驚くほど変わるので、油断できない。

新町田市庁舎の様子

2011年4月13日水曜日

4月13日の新町田市役所(驚愕!)

本日の新町田市役所の様子である。
僅か2日で、この進みようだよ。
すごい。
近くで見ると、巨大な要塞ができつつある感じがする。
左の奥が一気に出来ている。


僅か2日でどれくらい進んだかが分かるように、11日の様子写真を掲載する。
同じ場所か?



ホームページ開設

ホームページを開設しました。
www.gariken.com

※本棚もこちらに移行しました。

新しいコンテンツも増やしていく予定です。

自転車で鵜野森から橋本まで走る

朝食後、仕事をして、歯医者に行ってから、次男と橋本のスポーツオーソリティーに行く。

境川を走る。
途中の桜、道に覆いかぶさるように咲いていてすごく近い。
綺麗だ。



その後主に国道16号線をひた走る。
※さっき、調べたら、片道訳11kmである。



相模原市役所近くの桜だ。
今年は、地震の関係で桜まつりが中止された。
もったいない。
これを見ながら、東北地方の野菜や魚で料理を作り、振る舞い、収益を義援金にするほうがよっぽどいいとおもう。


途中、大勝軒によってつけ麺を食べる。
相変わらず、ものすごい量である。


橋本で次男は望みのアスリート用の体操着をゲットする。


家の前の桜はこんな感じになった。
まだ葉桜になっていない。
綺麗だ。

2011年4月11日月曜日

埼玉県越谷市の民間家屋に移動した福島原発避難の親戚宅を訪問する

昨日は、先週の読売新聞埼玉版に載った福島の原発避難の親戚宅を車で尋ねた。
近辺に避難の人はいないようで、新聞にまで載ったようだ。


車で出かける。
子供はもう全く手がかからないので、安心して出かけることができる。
途中、妻の父を向島で乗せていくため、久しぶりに首都高に乗って向島に向かった。
行きは妻の運転なので、車内から写真を撮りまくる。
軽快にかっ飛ばす車内から撮った東京タワーである。
木の葉の茂みのど真ん中に捉えた一枚だ。
我ながら見事である。


噂の、スカイツリーである。
首都高からみるとかなり近く、大きく感じる。


太陽光線が当たり神々しい。


最接近。
その大きさに驚く。


隅田川の桜は満開で、大勢の人が出ていた。


やや離れたところからのスカイツリー。



向島で妻の父を乗せ、四つ木から首都高に乗る。
三郷で降り、草加・越谷と進み、到着する。

こちらが、越谷市が提供してくれた民間の方の家屋である。
二階は4部屋もある。
勿論一つ一つの部屋はそんなに大きくないが十分な広さだ。
一階はかなり広いリビングと6畳の間がある。
何より嬉しいのは、棚とちょっとしたものをおける空間がとてもとても多いことだ。
縁側があり、庭がある。
ちょっとした畑くらいある。
何と嬉しいことだろう。
埼玉県越谷市の方、本当にありがとうございます。
ここに9人4家族が住む。


新聞に詳しいが、食器などはすべてボランティアの方から提供いただいたそうだ。
自転車も2台。
この家の所有者の方からは、ストーブやらなんやらを提供されているそうだ。
布団は廃業した旅館の布団を市が提供してくれたそうだ。
到着して、すぐにお茶を出してくれたのだが、その湯呑みも頂いたもの。
ちなみに、転居してすぐに妻が僕の父母と買って持っていった絨毯が引いてあったのだが、自分たちで用意した大きなものはこれだけだと言っていた。
「お借りしている家」という意識が大変強く、大事に大事に使おうとしているのが分かり、すごくいい感じである。


9名中大黒柱は3本(3人)だ。
それぞれ、楢葉町、大熊町、富岡町に住んでいる。
内の、2本(2人)は原発で働いている。
妻(僕の妻の従姉妹)と子有りだ。

今回訪問して驚愕したのは、二人とも福島第一原発に戻って作業をしたのは知っていたが、途中で自宅に戻って必要な荷物を取って来ていたことである。

やはりある程度被ばくしていて、完全に除去してから関東に戻ってきている。
完全というのは、例えば、車を開けるドアの取手、手を差し込んだ裏側にも放射能の反応があるので、そういう見逃しがちなところまで徹底的に除去するそうだ。

自宅に戻って、必要だと思われるものを取りに行くときは、レインコートのようなものを3枚羽織り、家の中に入るときに脱ぎ、必要物を取ってきて外に出るときに脱ぎ、車に乗るときに脱ぐのだそうだ。
無論コートは脱ぎっぱなし。
ちなみに、福島の原発そばのあちこちにコートが脱ぎ捨てられているそうだ。

当面、直ぐに必要な服やら大事なモノを色々持ってこれたようだ。
一人の大黒柱は、何と「軽」で行って、32インチのテレビを持ってきていた。
「重かった」と言っていたがさもありなん。
「冷蔵庫開けてみた?」と素朴な疑問で聞いてみたが、「恐いので開けなかった」とのことだ。

なお、原発内では、やはり常時被ばく状況を見ていて、これ以上はダメという基準値を超える前にお役御免になるようだ。

二人ともまた行くようだ。
何というか、「プロフェッショナル」を感じる。


このような状況下でも、やはり原発から半径数キロでも居残る方は少しはいるようで、自転車でのんびり国道を渡るお爺さんなどを目撃したそうだ。
う~ん。


しばしの時間だったが、妻は従姉妹二人としゃべりっぱなしだった。
福島より越谷のほうが、相模原からは断然近いので、嬉しいようだ。

夕方、明るいうちに出発する。
今度は、こちら(相模原)に来てもらう番だ。
待ち遠しい。


帰り道、妻が撮ったスカイツリーだ。
スカイツリーがバチっと真ん中で、金網だけが流れている。
面白い。



何だか随分疲れた。

21:00前くらいに到着し、食事を始めたとたん、友人の市議会議員に呼び出される。
ちょっと手伝って欲しい、とのこと。
自転車で3分なので、疲れた身体にムチ打ち出かける。
で、昨日は実は2011年度統一選挙の日で、結果が出るまで広い事務所で大勢の支持者と待機する。
結局家に帰ったのは、2:30である。
ちなみに、当選しました。
おめでとう。

歯を磨いて、本を少し読んで寝る。

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