2012年2月24日金曜日

ハムカツ考

「ハムカツのハムは薄すぎてもいけないが、厚すぎてもいけない。ハムの形状は四角は邪道で、丸こそが正しい」

至言である。。。。

誰が言ったかというと、そう、僕である。

世にハムカツは、山のようにあるが、幾つかの検証形態に分類されうる。

まず、形状であるが、
1.丸いハム
2.四角いハム
である。

ハムの厚さは、過人の言を待たずとも二種類しかない。
1.薄い
2.厚い
である。

そして最後に忘れがちなのが、「ハムカツ全体の厚さ」、そう、衣の厚さである。
1.薄い
2.厚い
である。

かような検証対象を、マトリクスにし、「ハムカツの種類」を構成してみると以下のようになる。
A.丸くて薄いハムで全体も薄い
B.丸くて薄いハムで全体が厚い
C.丸くて厚いハムで全体が厚い
D.丸くて厚いハムで全体は薄い

E.四角くて薄いハムで全体も薄い
F.四角くて薄いハムで全体が厚い
G.四角くて厚いハムで全体が厚い
H.四角くて厚いハムで全体は薄い
である。

この8種類に順位をつけるのは、意味がないであろう。
「好み」の問題だからだ。

しかし、「最高のハムカツとは」と問われるなら(誰も問わないけど)、答えないわけにはゆかない。

答えは、A.bである。
つまり、ハムは丸、薄すぎず厚すぎず、衣も薄すぎず厚すぎず、である。
ふざけるなと胸ぐらを掴まれそうだが「真実」である。
四角はパンに挟みやすそうだが、多くの場合、半分に切るので関係ない。
ではなぜ丸なのかというと、私が「丸が好き」だからである。
「丸いハム」が前提なのである。
ハムが薄いとセレブな感じで嫌味だし、厚いと貧乏人は厚ければいいんだろう、などとこちらの心の不快とことろをえぐるじゃねーかなどと余計なことを考え、腹が減る。
衣も同じ道理である。

どの世界でも、「決まった定規で定義されるもの」に、最上のものなんてないのである。

深い。。。。



あっ、ちなみに、揚げたてなら何でもいいです(ニッコリ)。

2012年2月22日水曜日

体で考えるということ



読んだ。

日々、運動を心がけている人間にとって、この本は必ずどこかでぶつかる本だろう。
僕の場合は、「ランの雑誌で見かけた」+「とにかく内田樹の本は全部読むんだよね」である。

毎日毎日、運動は欠かさない。
ラン(約6分で1km)を中心に考えているが、仕事もあるし、そうそう毎日20kmも30kmも走れない。
頑張って15kmである。
通常は10kmランを目安にしているが、なに、目安にしてるだけだし、誰も「今日は走ってないじゃないか!」などと言わないので、ウォーキング(約8分で1km)に切り替えることもしばしばだし、サイクリング(約3.5分で1km)にしてしまうこともある。
ひどい時には、室内で腕立て50回とかでお茶をにごす。
でも、約1年、これを繰り返したおかげで、基礎代謝ができたのだろう、少々の暴飲暴食はまったく体重増に影響しなくなった。
やはり、「時間をかける」ことが重要なポイントだと思われる。
しかし、寄る年波には勝てず、あちこち痛い。
今53歳なので、後25年は走り続けたいと思っているのだが、体は丁寧にメンテしていきたい。



対談集である。
内田樹センセとヨーガ行者の成瀬雅春氏の対談集である。
空中浮遊などということを、まことしやかに語るので怪しげな本であるかと思ってしまうが、ずぇんずぇん違うので安心して買って読んで欲しい。
深く深く、「考える」事請け合いである。

最後の成瀬氏のあとがきに、サラリと「身体で考えるとは」が語られている。
引用する。

。。。つまり、「身体で考える」とは、自分の持つありったけの総力を駆使して、ものごとを熟考するということなのです。

深い。。。

2012年2月20日月曜日

蕎麦考


人は食べ続けなければならない訳だが、その理由は福岡伸一さんの著書に詳しい。
そう、動的平衡である。

僕は毎日かなり違うタイプのものを自ら(家族の分も)作り、食べるが、無性に蕎麦が食べたくなる時がある。
その衝動は、拉麺やカレーなどとは明らかに違う。
何というか、「落ち着いた衝動」である。
「和の衝動」である。
体が欲しているのなら何でも食べてやろうと思うが、毎日焼肉とはゆかないだろう。
が、蕎麦なら大丈夫である。



蕎麦は喉越しだそうだ。
となると、冷たい蕎麦、蒸篭しかない。
トップの写真は、高尾山入り口、「高橋屋」の蒸篭である。
気絶するほどうまい。
刻み海苔が「どうぞご自由に」と置いてあるので、途中でザルに変更も可能だがそれはやめたほうがいい。

もう一軒、お勧めは、道志に向かう途中にある「つねっさ」である。
こちらである。


こちらも、腰から崩れ落ちそうになるほど、うまい。
お蕎麦の冷たさではここが一番かもしれない。

もう一軒、つきみ野に激うま蕎麦屋さんがあるが、そう簡単には教えられないのである。
だって、混んだら嫌だから。
なお、町田街道沿い、スーパー三和近辺の2件の蕎麦屋もお勧めである。


で、ここのところ食べたかった蕎麦は、箱根蕎麦なのである。
※実際に食べに行った。
勤め人時代は、このブログにも散々書いたが、主に小田急地下の新宿で食べた。
90%の確率で「たぬき蕎麦」である。
しかも、ネギと天かすだけが好きだ。
町田にも箱根蕎麦の店があり、しかも改装開店でお店も綺麗でなかなかよろしい。

ちなみに、立ち食い蕎麦といえば、やはりこのブログに散々書いたが、どこにでもある小諸蕎麦である。
箱根蕎麦より、茹でたてである確率が高いように思う。
あの値段であの味は驚愕である。



どんなにお蕎麦が食べたくなっても、その度に高尾山に行ったり、道志に行ったりはできないので、多くの場合、自分の家で、干蕎麦を茹でで、鰹ダシのツユで食べる。
それはそれで、満足である。

神田のまつやや藪そばにも行ってみたいが、金も暇もないし、第一電車に乗ってまで行きたくない。でも行きたい。

2012年2月10日金曜日

いい動物病院の条件とは


先月の朝日新聞GLOBEが「獣医師たちのたたかい」というお題だった。

それによると日本の動物病院は、獣医師が一人しかいない小規模経営の動物病院が7割なんだそうだ。
ということは、当然専門分野は限られるはずだから、専門外の手術とかはできないのだろう。
また、動物病院の売上は、1990年代は年平均約11%という急成長だったのだが、それ以降の10年は年平均2.6%の伸びしかないそうだ。
原因として、
・一定の所得のある家庭にペットが行き渡った
・団塊の世代が高齢になり、ペットが亡くなると次を飼わなくなった
・若者が新しいペットを連れてくることがなくなった
などがあるそうだ。
厳しい現実だ。

個人経営の動物病院の多くは、ワクチン接種、ノミ・ダニの予防、去勢手術など比較的簡単な処置が仕事の中心だそうだ。
だから、動物向けの高度医療を提供している動物病院は流行る。


神奈川県相模原市南区で動物病院といえば、「オガタ動物病院」しか考えられない。
だって、(写真の猫)我が家のゴンはオガタ動物病院からいただいた猫だからだ。

ここは、
・獣医師の数が多く、それぞれ専門・興味分野が広く、いかようにも対応してくれる
・看護師の数が多く、皆、心底動物が好き
・駐車場がものすごく広い
・個人病院では考えられない、最新の機器が揃っている
・トリマーの数も揃っており、ペットホテルもあり、総合動物病院の様を呈している
と、(僕が考える)いい動物病院の条件が揃っていると思う。


第一、ここの病院のホームページは僕が作ったし(笑)。

是非一度、ご訪問あれ!
その際、「garikenのブログを見た」もしくは「猪狩(いがり)さんの紹介なんだけど」と言っていただくと。。。。。「あらま、そうですか。」位言ってもらえると思うけど、特に何も起こらないし安くもならないと思う(笑)。

2012年2月5日日曜日

こんな本を読んだ 日本人はなぜ日本のことを知らないのか



「自分の国がいつできたのか答えられますか」
これがキャッチコピーである。
この本を読むと、日本が世界最古の国であることが分かる。
誇りを持てる。

前半は、正しい日本の歴史について、信念を持って熱く語られる。
「四大文明という考え方(事実ではないわけなんだけど)を教えているのは日本だけ」といった「目鱗」の話も満載で面白い。
でも、ちょっと感情的かな。
なお、ここに書かれていることが事実だとしたら、私たちは嘘八百を「上の方」から強制的に刷り込まれていたことになる。
深刻な事態だ。

後半は、日本の歴史教科書を著者自ら書き起こしたもの。
平易で分かりやすく、きっとこれが正史なんだろうけど、昔の人の名前には並行する。
長い上に読みにくい。
これの羅列が続くとげんなりする。
頑張って読みましょう。

なお著者は、明治天皇の玄孫だそうだ。

こんな本を読んだ 翻訳夜話



村上春樹という人は本当に「翻訳をすること」が好きなんだな、と再確認出来る本。
で、多分、「村上春樹」の名前がなければ手に取ることはなかった本。

最近の雲

今年の寒波はすごい。
立春前後は、春を感じるような日がたまにあるのに、今年は常に寒い。
雨も少なく乾燥している。
で、空気が凛としているので、空が青く雲が綺麗な日が多い。
Facebookに投稿した、良さげな写真を並べてみた。
Enjoy!









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