2012年12月13日木曜日

湘南の海を見に一人散歩なわけです

基本的にお休みがないのです。
で、「よし、今日は休もう!」と思ったら、90%くらいの確率で、鎌倉に行きます。

コースはいつも同じ。

小田急で藤沢まで行って、江ノ電(一日乗車券買う)に乗り換えて、鎌倉行って、ジブリのお店に寄って、鶴ヶ岡八幡宮でお参りして、また江ノ電乗って、稲村ヶ崎で降りて、海岸を七里ガ浜まで歩きながら、写真をバチバチ撮って、帰る。。。。というものです。
1000円ちょっとで、至福の時間です。

超、リフレッシュできます。
なんたって、一人で行くのがいいのよねん。








2012年10月2日火曜日

2012年9月22日23日 福島 楢葉~富岡~大熊

2012年9月22日(土)、秋分の日に、福島に行ってきました。
翌23日(日)は警戒区域の富岡・大熊に行ってきました。

妻と妻の父(と多くの親戚)の田舎である楢葉は警戒区域はとけましたが、泊まることはできません。依然、「地震と津波に襲われたまま」です。
「福島の警戒区域はそもそも、放射能が高いので、何の作業もできないので、地震+津波に襲われた時のまま」なんです。

楢葉の様子は8月のお盆にも行って、このブログにも多くの写真入りで紹介させていただきました。
「帰ることができない」という意味では、楢葉も、富岡も、大熊も同じです。
違うのは、放射能の線量です。
楢葉は、前回、0μSv(マイクロシーベルト)だった。。。って単位が分からないと話にならないですね。

人体は年間およそ2.4ミリシーベルト (2.4mSv:1シーベルトの1000分の1×2.4)の自然放射線に常にさらされています。で、「マイクロ」は「ミリ」のさらに1000分の1。
1マイクロシーベルトは1シーベルトの100万分の1。200万マイクロシーベルトで5%致死線量なので、2000マイクロシーベルトでも5%致死線量の1000分の1。

つまり 1シーベルト(Sv)=1000ミリシーベルト(mSv)=100万マイクロシーベルト(μSv)

今回の僕の被曝量は、14μSvでした。
※蚊に刺されたほどの被曝量なので全然心配ない、とかいう話では全然ないんですけど。


22日の楢葉入りは、お墓参りだけなので、今回、特に報告することはありません。

23日、6号線を、四倉から久之浜を抜け、富岡に向かいひた走ります。
なお、当日は雨だったため、写真が見にくくて申し訳ありません。





「海がとても近くに感じる」ようになってしまったと思います。
地震と津波の影響ですね。
以前は、こんなテトラポッドはありませんでした。




富岡に入り、第二原発近くで、「警戒区域に入るための」チェックを受けます。
ここは、第二原発を直に(ほんのちょっとだけど)見ることのできるところ、写真撮影は当然禁止です。


許可を受け、まずは、親戚の「焼き鳥かよちゃん」に行きました。
線量は、外で、1.0μSv。


店の中は、地震のあった時のままです。





ちなみに、店の中は、0.35μSvです。
やはり、外のほうが放射能は高いんですね。




お店を抜け、妻の卒業した富岡高校を通ります。
車が止まっていますが、これは、地震のあった時に避難した方が、そのまま乗り捨てていったものです。



富岡の繁華街です。
当然ですけど、誰もいません。





妻の従姉妹の家に行きました。
外は、3.31μSv。
大雨だったんですが、中々の高さです。


お庭に、牛の糞がありました。
野生化した牛が入り込んでいるんですね。


外は荒れ放題です。
当然です。
入れないんだから。


夜の森の桜並木を抜けます。


リフレ富岡です。



さて、大熊に向かいます。
ここは、富岡とは比較にならない放射能の量です。


道路の陥没が激しく、片側交通です。


まず、大熊の海に行きました。




この景色↓。
衝撃です。
地震・津波の前には、家々が広がっていたのです。
何にもなく、直ぐに海が見えます。


道無き道を進みました。



大熊の海です。
駐車場が整備され、綺麗で、多くのサーファーたちで賑わっていた海です。
言葉になりません。
海は、いつもの大熊の海で、それが却って悲しいのです。

































ちなみに、海岸の線量はかなり低いです。




同行した、親戚3名です。
全員、防護服です(僕も)。



海岸の線量は低いのですが、脇の側溝は、(見難いですが、)線量は9μSvを超えています。
場所によって、こんなにも違うのです。




海から車で5分の所に、何度も何度も何度も泊めていただいた従姉妹の家があります。
当然、草ぼうぼうです。



玄関前で、線量が10μSvを超えています。
家に入る前に、履いていた、ビニールを抜いで上がります。


地震が起きて、そのまま家を離れたので、家の中はめちゃくちゃです。





そして、今回、最もショックだったこと、空き巣が入っていました。
警戒区域なのにどうして?
山や道無き道を通って、わざわざ空き巣に来るのだそうです。
人間ってここまで落ちることができるのですね。

この、1階の窓を割っています。


警察に連絡しましたが、「直ぐは行けない」とのことです。
なんてったって、「警戒区域」内ですから。



外を歩く時は、こんなビニールで靴を覆います。


綺麗に手入れされていた裏庭も草ぼうぼうです。





空き巣が割った窓は、内と外から厳重に修復しました。


大熊を出て、双葉方面に向かいました。
これ↓は、大熊の野球場横にある、(多分)高い線量の土だと思われます。
ひっそりと、しかし、大量に置いてありました。



道は、あちこち陥没したままで、運転には細心の注意が必要です。
特に、当日は雨が降っていたため、水たまりだと思って車を進めると、陥没していたりしてとてもとても危険です。









双葉に入る直前の6号線です。
「牛と衝突」注意の看板が。









父の母校の周辺です。
この線量の高さ!


最後に、富岡駅に廻りました。




6号線の周りも悲惨な状況のママです。






富岡の駅です。
津波が駅の形をすっかり変えてしまいました。
言葉になりません。











遥か彼方に海が見えます。
あそこからここまで津波が来たとは信じられません。






原発近くの福島は、あの時から何も変わっていません。

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