2011年4月21日木曜日

こんな本を読んだ ONE PIECE STRONG WORDS上巻・下巻

 

聖書ONE PIECEの名場面と「言葉」がその場面の漫画と共に語られるナイスな企画本である。
そして、なんと解説が内田樹氏である。
その視点は、独特だが、非常に深く共感できるものだ。
氏の一番好きな言葉は自分とは全く違うもの(ちなみに僕はナミが「助けて。。。」と言ったあとにルフィが自分の分身である麦わら帽をナミにかぶせ、息をおもいっきり吸って「当たり前だァ!」叫ぶ、あれである)だが、その理由も深く共鳴できる。

この本、買いである。
※その前に、そもそもONE PIECEは全て買って欲しいけど。

なお、内田氏は自身の希望として、年老いたウソップが夕日を見ながら風に吹かれている場面を最終場面にしたいと希望的予言を書いている(その理由も深く共感できる)が、僕の最終場面はちょっと違う。
ウソップではあまりに「内」過ぎるような気がするのだ。
まぁ、物語の軸はルフィなんだからいいんだけど。
物語全体を内から外から上から俯瞰して振り返ることができる最強能力者の一人、そう、青キジが年を取り、かつての海賊たちを夕日をバックに振り返りその中で海賊王を目指していたルフィたちをふと思い出す。。。そっと横にシャンクがそっと来てでかい酒瓶をドンと置いて「飲むか?」。。。そんな展開を望む。
って、誰に?

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