2012年1月5日木曜日

こんな本を読んだ 東京奇譚集



村上春樹氏の短編集を読む。

5つの短編が収められているが、最後の「品川猿」には、心底驚く。
激しい衝撃で、頭がクラっとする。
スリリングで、荒唐無稽で、「普通の人とは違う人」が登場する。
普通ではない人やシチュエーションであるからこそ、小説として成り立つんだろうけど。
こういう短編を読むと、海辺のカフカとか1Q84とかを書くことが出来るのも分かる気がする。
何か共通点がある。
こういう展開になるんじゃないかな、という予測を全く覆してしまう、心のなかに澱のようなものが溜まってしまう読後感。

まぁ、読んでみてください。

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