2011年12月31日土曜日

こんな本を読んだ+こんなCDを買った 意味がなければスイングはない+ルービンシュタイン ショパン ワルツ集



村上春樹氏のエッセイである。
音楽に特化したエッセイである。
村上氏のエッセイは、音楽の話がかなり多いのだが、この本はまさに音楽の話のみ、氏のファンにはたまらない一冊である。
僕の事情を言えば、この人の音楽関連のエッセイは何を読んでも「よし、聴いてみよう」と思ってしまうので、非常に困る。
今回は、ウィントン・マルサリスやスタン・ゲッツ、ブルース・スプリングスティーンといった超メジャーなミュージシャンとアルバムが取り上げられているので、「うん、うん、分かる」という感じが大変心地よい。
勿論、この本で初めて知ったミュージシャンもいる。
※「初めて知りました」というのは全然恥ずかしいことではない。

本書は、とても自然に流れるような、重箱の隅的話も満載であるが、某ジャズ評論家Gのような上から目線がなく、嫌味もないので、大変楽しい。

ところで、この本で紹介されている、ルービンシュタインを買ってしまった。
こちらである。
だから困るんだよな。。。
しかも、ちょっといいし。。。

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