2011年6月14日火曜日

こんな本を読んだ 走ることについて語るときに僕の語ること



タイトルの原題は、レイモンド・カーヴァーのWhat We Talk About What We Talk About Loveを原型にしたそうだ。
走る作家、村上春樹氏の「走ることに関してのエッセイ」である。

僕も、もう何年も前から、休日には(今は毎日)川沿いを自転車でかっ飛ばすか、全速力で歩くか、走ったり歩いたり(ジョギングですね)、そして走ったりしている。
誰かと一緒だったことはほぼない。
何年か前に、次男のトレーニングに数回同伴したくらいだ。



この本で村上氏は、「走ることはいいことだ」とは全然言っていない。
「自分にとって」走ることは気持いいことなのだ、と言っている。
全く同感である。
走る、というのは誰かのために行うことではないのだ。
メロスじゃないんだから。

勿論、走ることは時に「苦しさ」も伴う。
氏も、正直に書いている。
そして、そこを乗り越えたときの喜びも正直に書いている。
読んでいて「うんうん分かる分かる」と深く頷く。
しかし、普段走ってない人はあまり面白くないんじゃないかとも思う。



僕は、49歳の時、ネットの世界に入っていった。
ブログを立ち上げ、Twitterに登録し、HPを立ち上げ、facebookに登録している。
終いには、会社を辞めて、人様のHPを作ったり、広報誌を作ったりするようにまでなった。
走り始めたのも、49歳くらいからだ。
「幾ら何でももう人生の折り返し点は過ぎたよな。身体鍛えとかなきゃな。」と思ったのがきっかけだ。
ママチャリで30kmくらいかっ飛ばすのは楽しい。
一人で黙々と10km位、走ったり歩いたりするのは楽しい。
村上氏は使ってないようだが、僕の今のお供はiPhoneでRunKeeperだ。
GPSで、距離・時間・高低差・平均速度などただアプリをOnにして走るだけで全て記録してくれる。
これを使うと自分がどれくらいのスピードでどれくらいの距離を走ったかすぐ分かるので、本当に楽しい。

で、一度くらい、誰かと走ってみたい。
はい、走りたい人、手を上げて。

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