「考えない練習をしようかな」と考えるのはすでに考えているのでなかなか難しい。
人が生きているということは、絶対に「考える」という意思がすでに働いているからだ。
様々な矛盾、突込みどころがありそうだが、本書はそういう重箱の隅を突付くようないじわるなツッコミを入れなければいけないような内容ではない。
大変真面目な、しかし分かりやすく面白い、現代人で平凡人な僕にも分かりやすく「思考病」(※考えすぎることを著者はこういう)から抜け出すためのヒントを教えてくれる。
色んなことに惑わされずに生きていくための処方箋的な書物である。
その指南の方法は簡単だが、中々難しい。
だから、面白いのだ。
巻末に、大好きな池谷裕二氏との対談があるのだが、これがまたよろしい。
買いである。
0 件のコメント:
コメントを投稿