2011年1月30日日曜日

肉じゃが考

今晩は、鶏もも肉のトマトソース煮を妻が作った。
あまりにも僕が料理を作るので、「ちと作ってみたい」と思ったらしい。
※朝食はいつも彼女が作ってくれる。
皮をカリッと焼いたジューシーなもも肉と、酸味のきいたトマトソースがなかなか、イケル。

で、その話ではなく、肉じゃがである。
夕べは肉じゃがを作った。

肉じゃがは日本人の心である。
甘辛い醤油と砂糖の味、ボリュームのある馬鈴薯と人参と甘い玉葱、とろけるような肉の脂、お酒のアテにもよいし、ご飯のオカズにもなる、子どもも大人も好きである。
温かいのも勿論良いが、冷めたのもうまい。
カレーのように、お母さんを思い出す味のようだ。

カレーやらシチューやらと全く同じ具材がメインである。
馬鈴薯と人参と玉葱だ。
黄金の三点セットである。
お肉は、その家庭の歴史があるだろうから何でもいいのだが、やはり豚バラ肉がよろしいと思う。
白滝を入れる家庭もあるだろうが、ウチは入れない。
それぞれの家庭で独特の作り方があるだろう。


今回はこんな風に作った。

油を引かずに、雪平鍋で豚バラ肉を炒める。
豚バラの脂を出し、肉そのものに少しだけ焦げ目をつける。
少し塩コショウをする。
焼けたら、水を入れ、強火にする。
煮立ってきたら、玉葱と人参を入れる。
丁寧に灰汁を取る。
お酒と昆布だしと醤油と砂糖を入れる。
実は肉じゃがは砂糖の量ですべてが決まる。
「よし、これくらいだろう。」と思う量の倍が正解である。
普通の雪平鍋なら、大さじ2杯は入れたい。
10分ほど煮る。
ここで、馬鈴薯を入れる。
馬鈴薯の種類によるが、更に15分ほど煮る。
※今回は新じゃがにした。
丁寧に灰汁を取りながら、時々混ぜる。

火を止め、鍋に蓋をして、すぐに戸外に出す。
具体的にはそのままベランダに出す。
外の寒さが一気にお鍋を冷ましてくれ、同時に、馬鈴薯と人参に味が一気に滲み込む。
1時間くらい外に置いたら、出来上がりだ。
食べるときは鍋ごと温め、グリーンピースを散らす。
一味唐辛子をかけていただく。

うまい!


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