2011年1月8日土曜日

車を所有するということ

日産のプレサージュを所有している。
フロントとリアに白いタートルのシールを貼っている。
ちなみに、「リア」なんて言葉は、車を所有していないと「普通の暮らしをしている人は、絶対使わない言葉」ではないだろうか。
あっ、使います?それは申し訳ありませんでした。

全長約4.8m、全幅約1.8mである。
でかい車だ。
縦にも横にも上にもでかい。
車がでかいということは、イコール車内空間が広いということなので、乗るのは大変快適であるということである。
例えば、小さな子供とか、年老いた両親とかを乗せるのに大変よい。
シートベルトを締めるにしても、車内空間が広いと、息苦しさが全然違う。
車酔いもしないらしい(年老いた両親談)。
便利である。

プレサージュ、空間にかなりの余裕がある。
荷物も相当乗る。
妻が仕事で使っているが、「はっ?」というくらいの量の荷物を常時乗せている。
また、年末とかに、もう何回も自転車やふとん、ベッドまで乗せて大型ゴミ処理場に持っていった。
実際余裕である。
お買い物にも重宝している。
2lのペットボトルを箱買いする事ができるのは、車があるからである。
便利である。

しかも長時間の乗車に耐えることができる。
運転している方も楽だが、助手席、後部座席に乗っている人も楽な筈だ。
身体を簡単に動かすことが「出来る筈だと思う」というのが一番大きいのかもしれない。
実際に車の中で腕を大きく回転させたり、腹筋運動をしたりはしないのだが、車が大きいと「それくらいは出来るな」と思ってしまう、で、安心する。
実際、それほど大きな運動ではないにしても、結構身体を動かすことが出来る。
妻と二人で乗っているとき、「一番後ろに○○があるから取ってくれる?」などというと、おもむろにシートベルトを外し、「おっこらしょ」とか言いながら、車内を半腰で動きまわって○○を持ってきてくれる。
さすがに軽では辛いだろう。
便利である。


車は、車両のお金がもちろん一番高いが、実は維持費をきっちり処理するのが大変である。
保険、駐車場、ガソリン、オイル、点検、清掃、高速料金など、意外な程お金がかかる。
そして、税金である。
春から夏にかけて、信じられないくらいの金額の「税金納めろ!」の通知が来る。
それらすべて分かった上で、車を所有している。
「かかるお金以上に便利で快適である」からだ。

生活保護の申請に車の所有はNGであると通達された男性が車を手放せずに死んでしまったという記事を読んだが、理解できなくはない。
車は、「最後の砦」になるだけの、やはり高価で「自身を所有者として証明することが可能な」モノだからだ。
「家」とか「宝石」とかでは、こうはいかない。
そして、便利なものだからだ。
もちろん、車なんかなくても快適に暮らすことはできる。
実際、我が家は、車なしの暮らしを3年くらい経験している、小さな子供二人抱えた状態で。
自転車メインの移動手段だったが、「これは困った。。。」は年に数回のみであった。
しかし、あるとやはり圧倒的に便利で、その便利さで作られた「時間」を他に回すことができ、大変よろしい。


先月、車のエアコンが壊れた。
何をどうしても、動かない。
数週間、エアコン無しで車を使っている。
ものすごく寒い。
寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い寒い。
当たり前である。
仕事で使う妻は、カイロ使用である。

本日修理に持っていった。
※少し前に、見てもらい、エアコンのある部品が壊れているので注文して取り寄せる、それを取り付ける、とのことで本日持っていったのだ。
当然、「直って」、「快適」になるはずであった。

2時間待たされた挙句、「部品を交換したがうまく作動しない、原因が分からな、2・3日預からせて欲しい」と丁寧に言われた。
絶句である。

買って5年くらいでこれかよ、と正直に思う。
ちなみに、交換した部品は、ひょっとすると交換しなくてもよかったのかもしれない。
面倒くさい交渉が待っているような気がする。
憂鬱である。
※部品は7万円近くもする。僕の半年分のお小遣いに相当するではないか!

ちなみに、僕は日産系の会社に10年近くもいたので、「日産の車なんて駄目じゃんか!」とは言えない。
車って、壊れるものだ。
どれくらい気分良く、売り側が壊れたことを潔く認め、適切に修理してくれるかが大事だと思う。
PCでも、家電製品でも同じことである。
宗教まがいのものを買って、壊れて文句を言って、「それは貴方の信じる気持ちが足りないからです。」などを言われるよりよほどましである。
本日の日産の対応は満足である。
※でも、意味もなく部品交換したのなら、払わないけど。


で、だから、「車なんか持たなくていいよ。」ということを言いたいのではなく、それでも一家に一台は「あったほうが、無いより多分便利で快適でいろんな場面であなたを助けてくれる」と言いたかったのだった。

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