2010年11月7日日曜日

こんな本を読んだ 坊っちゃん

坊っちゃん改版

坊っちゃん改版

価格:378円(税込、送料別)


漱石は定期的に読み返す。
読むたびに新鮮な気持ちで読むことができる。
「新鮮な気持ちで」というところが大事で、他の小説家の小説ではそんなことは無い。
なぜなのか最近少しわかってきた気がする。
それは、「小説としての読み返しに堪えるレベル、たくさんの仕掛け、ワクワク度と落とし込み、言葉の遊びなどが同時代の小説家の小説(同時代だけではない)と段違い」なのだ。


久しぶりに坊っちゃんを手に取る。
30分で読める。


昔テレビで坊っちゃんをやっていた。
調べると、1970年10月末から11月末の6回連続放送、ちょうど40年前だ。
※その前にも何度も映像化されている。

僕が見た回は竹脇無我だ。
※竹脇無我と言えば、坊ちゃんと姿三四郎とだいこんの花である。
今でもかなりよく覚えている。
坊っちゃんが竹脇無我、山嵐が田村高廣、教頭の赤シャツが米倉斉加年、野だいこが牟田悌三、校長のたぬきが松村達雄、うらなりが小松の大親分、マドンナが山本陽子。。。清を覚えていない、多分北林谷栄だったのではないだろうか。

田村高廣が圧倒的に印象に残っている。
僕の中では田村高廣といえば、兵隊やくざの有田上等兵、二十四の瞳の磯吉、そしてこの山嵐である。

坊っちゃんを読むと、上記の登場人物たちが頭の中で躍動する。

何だか楽しい。

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