2010年1月23日土曜日

こんな本を読んだ 女遊び


上野千鶴子氏の1988年発行の本だ。
最初に書いておくが、超真面目な本である。
※本人はそう思っていないと思われるが。
剃刀より切れる女性社会学者の書いたエッセイだが、今読んでも全く色あせない。
Twitter全盛の、つい最近書いたのかと思うほどだ。
その過激さは、当時の混乱を推測して余りある。
ホモ・レズ・セックス・お○○こ・マラ・ワ○メ、なんでもありだ。
読んでいるとくらくらする。
しかし、深く深く考えさせられる。
女って何だろう、男って何だろう、結婚って何だろう、子供って何だろう、生きるって何だろう、死ぬって何だろう、仕事って何だろう、母って何だろう、父って何だろう。。。
中々普段はそんなこと考えず、淡々と日常を過ごすので、そういう意味でも読んでよかった。
しかし。。
読んでいて強く感じるのは、「あっ、この人、遊んでる!」という感覚である。
言葉を使い遊んでいる、自分を・男を・社会を・そして女を遊んでいる、という感覚だ。
どのページを読んでも、生の女性の性器を目の前1cmに突きつけられた感じがする。
「これが、女性の性器、貴方はどう思うの?」って言われている感じだ。
超お勧めだが、古本屋にしかないだろう。(よく知らないけど)
とぉーっても面白い本なので、どぉーしても読みたい方、お貸しします。

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