2009年12月15日火曜日

本を読むということ 今こんな本を読んでいる

本を読むということは、「他人の考えていることを自分の頭の中で再度推敲するだけだ」と思っている。
無論、「知識の習得」が目的であるなら(多分)別だ。
でも、結局、「他人の考えたこと」と自分の頭でなぞるだけだ。

北杜夫の「船乗りクプクプの冒険」で示唆に満ちた言葉がある。
「本を読むだけでは頭がいいとは言えないんだ。自分の頭で考えて、何かを作るとか何かを興すとか、そういうことができることが頭がいいということなんだ。」
と大男のヌボー(たしかそんな名前)がクプクプ少年に諭していた。
確かにそう思う。

また、(確か)安岡章太郎氏が言っていた筈だが、「繰り返し読むということが僕のとっての『読む』ということだ。」という深い言葉がある。

世に読書家(テクニックだけのも含め)が多いが、原点に返りたいと思う。


では、あなた(gariken)はなぜ本を読むのか。
いつかきちっと答えたい。


で、今、読んでいる本だ。



戦前編は父に貸している。
戦後編を読みたかったので、買って読んでいる。
無論、ちゃんとした本屋で、正規の値段で買った。
当然である。

語り口調で大変読みやすく、面白い。




古本屋でないガラクタ市場(本の希少価値に関係なく『綺麗かどうかで値付けします』な市場)にて105円で購入した。

以前紹介したリフレクティブマネージャの共著の方だが、それは関係なく手にした。
なかなか面白い。
自分の「一皮剥けた」ことを思い出す。




これも、12月11日町田に再オープンしたガラクタ市場にて購入した。
300円だった。
男編を読んで激しく動揺したので、ベストセラーの方を読むことにしたわけだ。

くらっとくる。




こちらも、エロ本も文芸書もドラッカーも全く同じ基準でかき集めて装丁だけきれいにして超安く叩きうる町田のガラクタ市場にて購入した。
現代人の不安をあおるだけの本だと思う(まだ読んでない、失礼)が、105円なら買ってしまう。


ところで我が家には、トイレがある。
※ない家はないか。。。

トイレには、本が置いてある。
今は、
①ドクタースランプ全巻
②あたしンち全巻
③イチロー本
④村上春樹本・・・風の歌を聴け、村上ラヂオ
である。

時々入れ替える。
村上春樹なんて、何十回読み返しただろう。
※うっかり「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」なんぞ置いたら、大変なことになる。1時間は出てこれないだろう。
そろそろ買え時だ。

ちなみに、我が家に来て、トイレに入る方は「読み始めてしまう」らしく、長い。。。

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