2011年2月19日土曜日

こんな本を読んだ 街場のマンガ論



内田本、マンガ論である。
内田樹さんのマンガ好きは筋金入りで、少女マンガまで「読むことが出来る」達人である。
ちなみに、少女マンガ僕は読めません。
子供の頃、妹が買っていた(確か)リボンとかは読んだことがあるが、基本受け付けない。
本を読めば分かるが、少年マンガには3種類の言葉の種類があるのだが、少女マンガには、さらにもう一種類の言葉があり、これを男性語話者は読み取れないのである。
これを読み取る力は、ある一定以上の少女マンガを「努力して」読み込むしかない。
無理である。



ちなみにこの本は、「マンガ論」となっているが、日本人論でもある。
マンガが基軸になっているが、「日本人とは」を内田樹の視点をマンガを通して語ったものである。
重い問いかけもあるが、ノー天気な言い切りもあり、何とも楽しい読み物になっている。
最後の養老孟司氏との対談も実に面白い。
※養老氏も少女マンガを読むことが出来ない人だ。

こんな本を1500円で読むことが出来る、しかも日本語で。
政治はいよいよマンガの域に入ってきたが、それとは関係なく、幸せである。

ぜひ、お買い頂きたい。

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