2011年1月22日土曜日

コンビニのおでんを

日本のコンビニエンスストアには、春夏秋冬、おでんがあるのをご存知だろうか。

まさか、酷暑にはないだろうと思われるかもしれないが、暑い夏にも夜は冷房の効いた部屋に篭る人がいるので案外売れるらしい。
勿論、寒い冬が一番売れるらしい。
あらゆる外食産業に共通しているので、今更驚かないが、「販売可能時間」が経過すると全て捨ててしまうらしい。
若干茹で過ぎの、熱々大根とかも捨ててしまうらしい。

もったいない。



若い人も買うけど、多くのお年寄りがおでんを買うらしい。
婆さんと爺さんの二人なら、大根と雁擬きと竹輪と卵と蒟蒻と厚揚とはんぺんでもあれば十分らしい。
コンビニによたよたと来た婆さんが「これで十分」と言いながら買っていくらしい。
「出汁をたっぷりにして欲しい」と言うらしい。
一つ一つ別々に茹でこんだおでん種は確かに美味しいらしい。
コンビニの店長が「こちら新製品でございます」とか言って、本当は5品くらいで挙げるつもりだった婆さんに10品くらい買わせて私腹を肥やしているらしい。



妻が僕の両親にコンビニのおでんを買っていってあげたらしい。
近所にコンビニがないし、食べたことがないはずだということで買っていってあげたらしい。
「嬉しそうに食べるから」と嫁姑評論家も裸足で逃げ出す理論で買っていったらしい。
僕の両親は、まず大根を分けあって食べて、あまりの旨さに驚愕し、夜用に取っておいて大事に食べたらしい。
しかも、あまりの旨さに「コレは自分でつくろう」と思い、自分で作ろうとしたらしい。



で、今日行って食べました。
一塩足りませんでしたが、いやいや、なかなか、どうして。

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