2010年3月9日火曜日

新入社員研修 考

企業の新入社員研修を専門に担当しているのだが、新入社員研修がうまくいくかどうか(①新入社員がヒューマンスキルとITなど基礎をきちんと習得している、②自律の芽を育んでいることができている、③「やる気」が継続されている)が大体分かるようになった。
システム開発で10年、研修で10年、新入社員研修で4年も担当していれば大体分かる。
うまくいかない企業は以下の点が共通している。
①新入社員研修の担当が本気でない。
やらされ感のある担当者の場合、ことごとく失敗する。
新入社員がかわいそうである。
無論、その企業の業績そのものが駄目である。
②担当者が異常に厳しい。
一挙手一投足まで、睨みつけつけるように監視する。自企業の「精神」の能書きをたれる。。。
新入社員が萎縮しているのが、よく分かる。
技術を学ぶだの、自律だのは二の次だ。
その日怒られないように、とにかく、その担当者に目をつけられないように必死である。
新入社員がかわいそうである。
無論、その企業の業績そのものが駄目である。
③担当者が異常に優しい。
会社と仕事と研修をなめきってしまう。
新入社員がかわいそうである。
無論、その企業の業績そのものが駄目である。
④担当者が新入社員研修期間中我々のような業者にまかっせっきりである。
研修期間中、一度も様子を見にこない。
新入社員がかわいそうである。
無論、その企業の業績そのものが駄目である。
うまくいく企業はその逆かというと、これがそうでもない。
うまくいく企業は以下の点が共通している。
①いい意味で、担当者が熱心である。
何のために新入社員を育成するのかを理解していて、そのために自分が何をしなければいけないかを担当者が知っている場合、担当者の方は熱心である。
うまくいっている。
②「育っている」ことをなんらかの形で「競争」の要素を取り入れて「計測」する。
担当者が考え抜いているのがよく分かる。
新入社員にうまくフィードバックできる。
うまくいっている。
③研修をお金だけで判断しない。
我々のような業者を選定するのに、「最後はお金」で判断しない。
うまくいっている。
まぁ、戯言ってことで。

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