今さらながら、 「商人(あきんど)」 を読んだ。
ITの企業だろうがなんだろうが、お客様相手の商売をしている以上、 「商人」 だ。
「しょうにん」 ではなく 「あきんど」 だ。
※「職人」 に続けて読んだ。間に、「芸人」 が来るがこちらはまだ未読。
但し、氏の 「芸人 その世界」 は昔、読んだ。
個性的な芸人たちの、面白く、胸に迫るエピソード満載だった。
入手しにくいようだ。
永氏が、大阪で藍木綿を商う笹倉氏に、「商売上で教えられたことは?」とインタビューで聞いたときの言葉が深い。
『 「約束を守る」 「嘘をつかない」 、そしてもう一つ大事なこと、 「言い訳をしない」 。この三つにつきまんな。』
全然出来ていない。
特に三つ目、あらゆるビジネスシーンで、言い訳をよく聞く。
逆に、失敗して言い訳したくないためにいろいろなことに 「絡まない」 輩が非常に多い。
無論、自分もそうかも。
頭を下げるしかない。
もう一つ、三重県松坂のフレックスの中西氏へのインタビューで、氏が 「老舗」 とは何かを話すところがある。深い。
『老舗っていいますよね、それを古い商いを守っていると考えるのもまちがいです。長い歴史を生き残ってきたというのは、新しいからです。時代の流れの先頭にいたからこそ、老舗になれたんです。老舗と言われて商売が続いているというのは、実は古いからじゃない。新しいからで、文字にまどわされてはいけません。』
常に新しいから老舗なんだ。
なるほど。
2 件のコメント:
目から鱗のようなお言葉です!
いつも素敵な本・言葉をありがとうございます。
ところで、プロフィールのお写真はgarikenさんご本人様ですか?
すんごく優しそうで、やはり本好きオーラが出ているように感じます(^^)
泉水さん、コメントありがとうございます。
本物のプロの言葉は響きますよね。
僕たちは、その言葉を、心に留めるだけでもよいと思うのです。
プロフィールの写真は、本人なんです。
先週福島に行ったときに撮ってきました。
優しそうに見えるらしいし、年齢より若く見られます。
家族全員そうなんですけど、顔が小さいんですよね。
若ければ嬉しいんでしょうけど、もはや、関係ない年齢です。
逆に苦労も多いんですよ。。。。
本は確かに好きです。
自分の愚かさをよく知っているので、余計に読むのです。
本当は、ただのアウトドア系・ボール競技大好き野郎なんですけどね。
また、伺わせていただきます。
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