妻は、母がいない。
小学生の頃、亡くなっている。
妻は、父と兄がいる。
今も元気で働いている。
僕のところは、父も母も元気だ。
車で10分のところにいる。
唯一のきょうだい、妹も元気だ。
近しい人が皆、元気でいることを非常に幸せに感じている。
これ以上の幸福があるのだろうかとさえ思う。
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「一人ではないのだ。血のつながっている人が生きている。」
この事実は大きく、重い。
僕は、 「近しい身内が亡くなる」 経験をしていないのだ。
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母の姉、僕にとっては近しい叔母さんが亡くなった時のことをよく覚えている。
遺体を焼く直前になって、母が 「ちょっと待ってください!!」 といって棺桶に縋りついた。。。
母と叔母さんは東京で共に苦労した戦友なのだ。
よく覚えている。。。
「肉親の繋がり」 を本当に強く感じた。
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。。。「さくら」 である。
実は、特攻隊の方々に向けての歌だ。
激しく泣ける。
重く、深い。
自分はどうだ、と思う。
元気で、健康で、未来があり、肉親がいて、愛する人がいる境遇で、片道分の燃料を積んだ飛行機に乗り込むのだ。
背筋を伸ばして、まっすぐに生きて行きたいと思う。
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