2009年2月8日日曜日

「ブルー・オーシャン戦略」 を読んだ

第4弾である。
戦略論の新スタンダード、ブルー・オーシャン戦略である。
ブルーが新しい。
今までの 「既存市場での競争」 による 「血みどろの戦い」 とは一線を画す戦略である。
血みどろ=レッド、という訳だ。
いつまでも、業界内で無駄な競争してんぢゃねーよ、ということである。
本の最初に、話題の 「シルク・ド・ソレイユ」 の話が出てきて、引き付けられる。
どこもかしこも不況の中、しっかり稼いでいる企業もあるのだから、参考になる。

振り返り振り返り読んだので、読むのに時間がかかった。。。
でも、面白い。
1,900円って、安すぎる。

ブルー・オーシャンの戦略の骨子は単純である。
「競合他社に打ち勝つ唯一つの方法は、相手を負かそうという試みをやめる事」 なのだ。
原則は6つ。
戦略の 「策定」 の原則として4つ。
①市場の境界を引き直す。
②細かい数字を忘れ、森を見る。
③新たな需要を掘り起こす。
④正しい順序で戦略を考える。
戦略の 「実行」 の原則として2つ。
⑤組織面のハードルを乗り越える。
⑥実行を見すえて戦略を立てる。
以上である。
詳細は、実際の本に譲るが、何と言っても秀逸なのは、各種分析フレームワークである。
分析フレームワークって何だよ、という声が聞こえるようだ。
要は、ツールである。
特に 「すっげぇ。。。」 と思うのが、 「戦略キャンバス」 である。
で、フレームワーク。
①戦略キャンバス・・・横軸に、業界各社が力を入れる競争要因、縦軸がブルー・オーシャン戦略で抜きん出た企業と業界各社の要因に対する実力の高低である。 
「違い」 がこれ以上鮮明になるツールは無いかもしれないくらい分かりやすい。
実際の本を読んで欲しい。
②四つのアクション・・・差別化と低コストのための問いである。減らすもの・取り除くもの・増やすもの・付け加えるものの四つが何か、である。分かりやすい。
③アクション・マトリクス・・・②を二次元に四分割しただけのものである。ここ、訳、間違ってないかと思う箇所である。

ブルー・オーシャン戦略は3つの特長がある。
①メリハリ
②高い独自性
③訴求力のあるキャッチフレーズ
である。

で、明日から具体的にどうするんですか?

多分、戦略キャンバスを書いてみようとする、からはじめるのが正解なのだろう。

こんな本を読むから、結石になるのか???

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