小飼弾氏のブログで発見した。
「英語力より・会計力より法律力」だそうである。
六法と聞いただけで引きそうだが、実に面白く、速く読める。分かった気になる。
「例」 が身近であることが要因であるのかもしれない。
また、 「語りかけ」 が巧みである。
実は二度連続で読んだのだが、二度目も 「おぉ!」と感心してしまう。
六法。。。憲法・刑法(普通は民法が先だがこの本ではわざわざ刑法が先)・民法・商法・刑事訴訟法・民事訴訟法である。
この本では、全ての法律のキモとなる大原則を何度も何度も繰り返す。
忘れることができないくらい繰り返す。。
それは、
「個人の権利は最大限尊重されるべきものであり、各個人は他者の権利を害さない限りいかなることをも行う自由を有する」
である。
全ての解説で、ここに返ってくれるので、非常に分かりやすい。
これは、憲法13条を分かりやすくしたものだ。
「第十三条 すべての国民は、個人として尊重される。生命、自由及び幸福追求に対する国民の権利については、公共の福祉に反しない限り、立法その他の国政の上で、最大の尊重を必要とする。」
だ。
知ってるようで知らなかったことも、実に平易な言葉で解説してくれている。
例えば、 「訴訟法」 って何のことだか分かりますか?
「裁判所で裁判を行うときのルールを定めた法律」 です。
分かりやすい。
例えば、 「控訴」 と 「上告」 の違いって分かりますか?
「第二審に不服申立てをすることを控訴、最高裁に不服申し立てをすることを上告」と言います。
分かりやすい。
代表的な法律書も数行で紹介してくれている。
絶対お勧めする。
1,500円は安い。
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