2014年1月14日火曜日

こんな本を読みました(世に棲む日々①、影法師、だりあ荘、想像ラジオ)

司馬遼太郎さんの「世に棲む日々(1)」を読みました。

幕末から明治に至る時代の人物に焦点を当てた本を集中的に読もうと思って、まずはこれから。
長州藩吉田松陰と高杉晋作ですね。
古本でいいやと思ったんですけど、古い版の文庫は文字が小さすぎて激しく疲れるので、新しく買いました。
新しい紙の本は、やはり、気分いいですね。

司馬遼太郎さんの作品は、「街道をゆく①」と「関ヶ原」と「花神」と「アメリカ素描」と「竜馬がゆく」と「坂の上の雲」と「この国のかたち」を何冊かしか読んだことがなかったので、楽しいです。
※この4巻ものが終わったら、西郷隆盛と大久保利通の「飛ぶが如く(十巻もの)」の予定です。

一巻の最後の方でようやく桂小五郎が出てきます。
これから先が楽しみです。
しかし、ペリー来航に始まるこの時代のこと、自分は何も知らないんだなって改めて思いました。
勉強しようっと。



百田尚樹さんの「影法師」を途中で読むのをやめました。
いや、すごく面白いんだけど、「世に棲む日々」と一緒に読むと何だかエンターティンメント性が勝ってしまって軽く感じてしまいます。
それに登場人物がごちゃごちゃになってしまう(笑)。
もう少し爺さんになってから読もうっと。




井上荒野さんの「だりあ荘」を読みました。

一気に読みました。
環境設定がオシャレで、会話も面白いんですけど、誰も救われない哀しい小説ですね。
何とも後味が悪いです。
それに、(一気に読んだくせに(笑))、登場人物に感情移入できない(笑)。
あっ、時々出でてくるお料理の場面の描写は素晴らしいと思いましたけど。
だから読めたのかな。





いとうせいこうさんの「想像ラジオ」を読みました。

素材としては非常に面白いし、かなり売れている本だし、3.11の記録と記憶を残す最良の小説みたいな触れ込みを見ましたが、それほどの高揚感はなかったです。
Kindleで読んだせいかな。
やはりこれも感情移入できなかったです。
後10年経ってから読むと、きっとかなり違う感想を持つような気がします。

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