2011年3月13日日曜日

次男の生還

一昨日の地震の時、私と長男は家におり、妻は仕事でコンビニにいて、おでんのつゆがこぼれないように押さえていて、次男は小田急線に乗っていて成城学園前手前で電車に閉じ込められ、母はクリエイトで買い物中、父は家にいた。

問題は次男で、成城学園前で降り、電車は動かないし、タクシーは信じられないくらいの行列だし、途方にくれたそうだ。
で、まず最初に今後の長期戦を考え、コンビニに飛び込み、水やらジュースやらパンやらの食べ物、(痔瘻の手術からまだ数週間なので)ガーゼなどを買い込んだそうだ。
ナイスな判断である。

電話が通じたので、待ってもいいからタクシーに乗って帰ってくるように指示したが、「いや、歩く」と言って、歩き始めた。

1時間に一度くらい連絡できたが、停電もあり、暗い中、あまり歩いている人もない初めて歩く道をひたすら歩いたそうだ。
歩き始めて5時間後位に、自宅に到着した。
思わずグッと抱きしめた。



怖いものを知らない18歳だからこそできる技だろう。
勿論「歩いて帰る」ことには、大変なリスクが伴うし、危険も一杯だったはずだ。
「明るかった」ことと、「新宿からではなかったこと」と、「小田急線の横の道を歩けたこと」と、ボランティアで交通整理とかをしてくださっていた方たちがとても親切だったことなどが、全ていい方に作用した結果であろうと思う。

次男をあと押してしてくれた全てのものと人に感謝したい。

被災されている全ての皆様の無事をお祈りいたします。

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