2010年5月16日日曜日

こんな本を読んだ 熱狂する社員


この本の最初の方に出てくるが、人が仕事をする上でモチベーションを保つための三つのゴールがあるそうだ。
1.公平感
2.達成感
3.連帯感
だ。
納得である。
公平感がないとやる気が出ないし、達成感がないと続かないし、連帯感がないとそもそも会社に行く気がしないだろう。
この三つが企業競争力を決定すると説く。
この三つが揃えば人は熱狂的に働くのだ。
この三つは具体的にどういうことかを、実に分かりやすく解説してくれる。
また、実際の企業の現場の声が(脚色も入っているだろうが)生々しくてよろしい。
ただ、どうしても「これ日本じゃありえないよな。」という例もたくさんあると思う。
しかし、買って損はないだろう。
経営層の方にこそ読んでいただきたいと強く思う。
▼▼
ところで、企業に勤めていて、部下と上司がいない状態をどう思われるだろうか。
今の僕がそうなのだが、部下がいない。
直属の上司は社長である。
責任は重く、しかし、フットワークは軽くなければいけない。
日々やることが多すぎて、報告もままらないので、「あの人は全体俯瞰はできない」と思われているのかもしれない。
決められたことだけやればいい、と言うのならいいのだが、日々、何度も何度も修正だ。
一番困るのは、僕が「抱え込んでいる」と思われることだ。
また、日々、「こうしたほうがいい、もっと言うと、何でこうしないの?バカですか?」と言われる。
簡単にできるのなら、やってるし。
口頭やらメールやらSNSやらで徹底的に叩かれる。
言って差し上げたい。
「じゃ、お前やれ。」
しかし、毎日楽しく仕事はしている。
僕以上に大変な人もいるので公平感は、なくはない。
日々、何らかの目に見えること・モノを仕上げるので、達成感もある。
部下こそいないが、一つの仕事を成し遂げるのに、多くの人の手を借りるので連帯感もある。
熱狂的とは言わないが、楽しんでいる。
働き始めて四半世紀以上経つが、今が最も楽しいかも。
というか、いつもそう思ってやってきたのだ。

0 件のコメント:

ページビューの合計