2010年2月4日木曜日

こんな本を読んだ フリー



読んだ。
フリー(無料)にすることで、評判(口コミなど)を呼び起こし、多くの人をひきつける。
その上で数パーセントの人(や企業)にフリーでは手に入らないサービスを有償で買ってもらうビジネスモデルの話だ。
解説(P.343)に綺麗に著者の考えがまとめられている。
「競争市場では、価格は限界費用まで落ちる。)
「テクノロジー(情報処理能力・記憶容量・通信帯域幅)の限界費用は年々ゼロに近づいている。」
「アイディアからつくられるデジタル商材の開発コストも過激なまでに下がっている。」
「低い限界費用で複製、伝達できる情報は無料になりたがり、限界費用の高い情報は高価になりたがる。」
「フリーにには抵抗するよりも、むしろ活かす方法を模索せよ。」
IT教育業界でこのビジネスモデルをどのように取り込むか急ぎ議論すべきだろう。
結構厚い本だが、面白い。
IT業界の人間なら更に面白いだろう。
お勧めである。
ちなみに、東京大学准教授中原淳氏のブログが秀逸だ。
これを読んでしまったら、ヘタなことは書けない。。。orz

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